乙丸 ぬこ田
春陽と歩く(炭善)
印刷所:表紙→レトロ印刷JAM様、本文・製本→スズトウシャドウ印刷様
表紙用紙:しらす
刷色:ミント・スミ+透明ツヤプリ
海のシーンで終わる話を想定していたので、安直にそのイメージで表紙を作りました。
ミントとスミの二色刷りで、透明の譜やプリで波っぽい模様とヒトデなどをのせています。
この「しらす」という紙は表が白で裏が灰色の紙なのですが、
表2の灰色部分には、表1のツヤプリと同じ模様を白で印刷をすることで、
上品かつかわいらしい印象に仕上げました。
ずっとレトロさんを使いたかったので、とても思い入れのある1冊。
そして何より、この本には
袋とじがあります。
全体的にみると炭善なのですが、この袋とじ部分を開けると善ねず要素がプラスされます。
もちろん、袋とじを開けても開けなくても、話としては違和感がないように作っています。
ねずこちゃんの箱を開けるように、袋とじを開けてもらえたらいいと思います。
読み手になにかアクションを与える本がつくりたいとずっと思っていて、
今回こういった形で実現させてみました。
同人誌はただの本ではなく、紙で作るエンターテイメントだと思っています。
読むだけならば電子やWEBだけでいいかもしれない。
けれど、紙だからこそ味わえる、現物を手にしたからこその面白みというものがあると思います。
そいうったものを忘れずに今後も同人誌を作っていきたいです。
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